FX

実は新しい試みを始めています。


僕はギャンブルは基本的にしないのですが、自分がある確信を持って勝てると思った投資には賛成です。世の中にはいろんな場面で投資とその見返りを考える場面がありますが、競馬やパチンコなどのいわゆるギャンブルは、主催者が儲かる仕組みになってる時点でやる気がおきません。


ではギャンブルと呼ばれないような投資は…パッと思いつくのは株式投資。でもあれもよくインサイダー取引なんかで逮捕されたりするニュースを見かけると、やっぱ僕たちにはつかめないような情報をいち早く得られる人が儲けられるんだろうなと思ってしまい、やはり未だにやる気がおきません。


でも昔から気になってたことがありました。それは為替の変動。通貨ということでとっつきやすい感じがしたこともありましたが、ニュースを見ていると刻一刻その相場は変化し、「昨日ドル買って今日円に戻せば、それだけで儲かるな〜」と思うことがよくありました。またなんとなく、株よりは情報が公平な感じもしてました。


そんな中、たまたま銀行の外貨預金に興味を持って説明を読んでいたのですが、同じときでも、自分がドルを買おうとするときのレートと、ドルから円に戻そうとするときのレートが1円とか2円とか差があるのです。専門用語ではスプレッドというのですが、要するに今1万円をドルに替えて、すぐに円に戻すと確実に目減りして1万円より少なくなるのです。海外旅行の両替とかでもわかりますよね。


そのスプレッドがあまりに大きく感じられるため萎えていたのですが、世の中に「外国為替証拠金取引(通称FX)」というものがあることを知りました。


外為法が1998年に改正されて、個人でも為替の取り引きができることになったのを知らなかったのは恥ずかしいところですが、このFXのいいところは自分が持っているお金の数倍もの売買ができるというところです。


なぜこのようなことができるかというと、例えば今お金が10万円しかないとして、それでドルを買ったとしてもせいぜい1000ドル。為替相場がいい方向に2円動いたとしても、儲かるのは2000円程度です。2円動くというのはそんなにないので、2000円儲かることは少ないと思います。でも逆に考えてみれば、それだけしか損得がないのに10万円必要というのもおかしな話。だったらその損得分が10万円になるくらいの取引をしたらいいじゃないかという発想で、10万円を担保にしたような形で取引をするのがFX。専門用語でレバレッジと言われますが、自分の担保の何倍の取引をするかを選択できるので、「為替相場が2円動いて2万円得をした」なんてことが少ない元手で可能になります。


ということで僕はウェブを巡ってFXを扱っている会社の門をたたき、とりあえずバーチャルで仮想のお金をもらってFXを始めることにしました。


バーチャルとはいえ為替相場は実際のもの。ドキドキです。秒単位で変化する為替相場を前にPCの前を離れられず、ローソク足のチャートも並べてにらめっこです。儲かるときもありますが、もちろん損もします。売り買いのタイミングが難しく、早く売っとけば良かったとか、売らなければもっと高くなったのにとか一喜一憂です。


しかしやっぱり重要なことは、自分にとっての「ある確信」。


それがないために売り買いのタイミングがつかめず、関連ニュースを見てもそれがどう為替相場に影響するのかを判断するのは難しい。そうこうしてるうちにリーマンブラザーズが破たんして株価や為替が乱高下するし、あるときは一晩で100万円以上の損失をも出したこともありました。


まだ今は様子見ですが、やっぱり危険かな〜…。