パーマネント

パーマネント、それは永遠。


人はパーマネントを願い、パーマネントを信じ、そして絶望する。それでも人はパーマネントを追い求める。裏切られても裏切られても、パーマネントを信じようとする哀しい僕たち。この世に永遠なんて存在しないのに。


ということで、パーマをかけに美容院に行ってきました。ここ1年以上、びょういんには嫌というほど通いましたが、びよういんに行くのは記憶がないくらい久しぶりです。


思えば去年の3月に髪が抜け落ち、少し生えてはまた抜けてを繰り返し、髪がちゃんと生え始めたのは10月頃。僕の髪の様子の経緯をサッカー選手で表すと、


ロベルトカルロス(フェネルバフチェ・ブラジル)
 ↓
トレゼゲユベントス・フランス)
 ↓
マスケラーノリバプール・アルゼンチン)
 ↓
バラックチェルシー・ドイツ)
 ↓
ペナント(リバプールイングランド


という感じ。どういう感じかわからない人が多いとは思いますが、極端に言うとアフロヘアーのようになってしまいました。もともとクセ毛ではあったのですが、薬で抜けたので、生え始めの頃の毛先とかは特にクリクリ。髪が伸びるにつれそれは顕著になり、あるとき、頭が放射状に大きくなっていることに気付きました。更に伸びると、今度は根元はそこまでクリクリではなくなってきて、毛先とのバランスがとれずに妙な感じになってきました。外に出るときは帽子をかぶっていたのですが、夏になり、梅雨になり、不快感に耐えられなくなってきたので、ストレートパーマをあてることにしたのです。


以前にもストレートをあてたことはあったのですが、今回は縮毛矯正。今まで何度か美容院で縮毛矯正をしようかと思っても、「短い髪の毛でやると髪がホントにペシャンとなるから止めといた方がいいですよ」と言われていたのですが、今回はさすがに物凄いことになっているので決意しました。


美容院は適当に近所のところに決めて、電話で相談した上予約。次の日美容院に向かいました。



僕の髪を見た美容師は、「予想以上のくせ毛ですね。1回転半してますよ」と言いました。1回転半とは、髪が生えて、曲がって頭の方向に戻ってきて、更に曲がってまた外に向かい、更に曲がって頭の方向に戻ってきているということ。ウルトラCの離れ業です。


僕が再度、上記のようにあまり完全にまっすぐにはしたくない旨を言うと、「様子を見ながらだけど、液を通常より薄くして、アイロンの温度を下げ、アイロンをあてる速さを速めにしてみます」と言って対応してくれた。ただし、「正直言ってどうなるかはわからない」とも言ってました…。僕は失敗したらボウズにする覚悟で望みました。


髪を洗うと、パーマ液1をつけて髪を伸ばします。この時点で結構伸びたような気がするのですが、液を落とすとまたクセが出てきます。ここからアイロン。初めてだったのですが、アイロンをあてるとホントにまっすぐになっていきます。いちいち手作業でアイロンをかけていくのだと知りました。


半分くらいの髪にアイロンをあてた頃に見る自分の顔はとても面白くて、下の方の髪はピンピンで、上の方はクリクリ。今地震とか起きて避難しなければならなくなったらすごくやな感じだなと思ったりしつつ、アイロンあては順調に進みました。


その後パーマ液2をつけ、洗い流して乾かすと完成しました。美容師は「実はすごく長かったんですね」とビックリしていました。確かに今までで一番長いです。それはともかく、少しはクセも残っていて、悪くない出来でした。



この日は様子を見るためハサミは使いませんでした。ま、サッカー選手で言うと、日本代表の玉田(名古屋グランパス)かな、フフッ。