携帯電話

携帯電話を替えました。僕は、世の中の流れで携帯電話が普及し始めた頃に携帯電話を持ったので、もう何台かの携帯電話を使ってきました。たぶん今で5台目くらいです。


自分の持ち物というのは、当然自分の気に入ったものであればあるほど嬉しいわけですが、いろんな事情で妥協するのもまた日常。携帯電話もその例外ではないのですが、僕の場合なんだかんだで自分の気に入った携帯電話を全然持ったことがありませんでした。気に入った機種が他社のものだったり、たまたま店に在庫がなかったり、あっても高額だったり。でも電話なんだから電話とメールができればいいやと思い、買い換えても特に心躍ったりすることはありませんでした。もちろん買い換えるのは、0円とか1円とかのときだけです。


でもここに来て僕はかなり気に入った電話を手に入れることができました。今まで使っていたものと仕様が似ている電話なのですが、カラーリングがパッショネイトレッドシャア専用モビルスーツのような赤です。僕は外見を最重要視していて、この色は昔から望んでいた色。思えば携帯電話を初めて手に入れた頃、当時はシルバーのものが多く、僕は不満を持っていました。


突き刺すような赤がいい。


そう思っていた僕は、携帯電話を塗装してくれるサイトに頼むことを考えましたが、なんだか信用できなくて断念しました。それならと、自分で塗装することも考えました。当時僕はワインレッドの車に乗っていて、どこかに車体をこすって自分で修理したときにワインレッドのスプレーを使い、それが残っていました。でも携帯電話は外側だけ外すのは困難だし、試行錯誤した結果失敗する可能性が高いと判断し、これも断念しました。


それ以来、僕は自分の気に入らないデザインや色の携帯電話を使い続けてきたわけです。僕は今回、赤い電話を手に入れるため断固とした態度を取りました。お店ではちょっとしたトラブルがありました。


「すみません…今そちらの機種は在庫を切らしておりまして…こちらなどいかがでしょう?」
「じゃあ取り寄せて下さい」
「それが、工場にもない状態でして…」
「じゃあ他の店舗の在庫を探すしかないんですか?」
「そうなんですが…是非当店でお買い求めいただきたく…」


残念ながら、僕にはこの店の成績のために気に入らない電話を使う気はない。


「他の店舗の在庫を探すのは、自分でやらないといけないんですか?」
「えー…少々お待ち下さい。」


結局他の店舗を当たって、見つかれば回してもらうということになり、めでたく見つかって後日受け取りに行きました。


ようやくにも手に入れた赤い電話。きっと通常の3倍のスピードで接近できるに違いない。


まあそこまではいいのですが、携帯電話を替えてから丸二日。この新しい電話が未だに電話らしい動きを見せないのが気になってます。


もしかして壊れているのか?


別段用事とか思い当たらないので、試しに誰かに「携帯電話替えました!」とかメールしてみることを考えました。でも、電話番号とかメールアドレスの変更ならともかく、電話が替わったと言われても、メールを受け取った人はどう対応すればいいものか…。どんな感じの電話なのかもわからなければ感想の言いようもないし。


そうだ!写メールつきで送ってみよう!


ということで新しい電話の写真を撮ろうとしましたが、どんなに頑張っても無理だったので断念しました。


う〜ん…早く実戦デビューしたいものです。