肉じゃが

今日は肉じゃがを作りました。


なぜ肉じゃがを作ったかというと…ある日ゴボウが安かったので買いました。でもゴボウだけでは華がないので金平ゴボウを作ることにしてニンジンを購入し、無事ゴボウはなくなったのですが、今度はニンジンが冷蔵庫に残り、考えた挙句肉じゃがを作ることにしてジャガイモを買ったのです。肉じゃがというのはつい最近まで作ったことはなかったのですが、僕の食生活は、基本的にこういう魔のスパイラルで成り立っています。もちろん今はジャガイモが余っています。


しかしこの肉じゃが、とてもおいしいのです。


僕は煮物を作るのが苦手で、魚が好きなのに、未だに煮魚をうまく作れずにいます。料理の本のとおりやってもしっくり来ず、自分の感覚で調味料を増減させてみてもどんどん深みにはまっていきます。致命的なのは、味見をしても、何が多すぎるとか、何が少なすぎるとかがはっきりわかりません。結構ショックな話です。


でも肉じゃがを作るときだけは違います。味見をすれば大体何をすればいいのか手にとるようにわかり、思ったとおりに調味料を加えていくと、思ったとおりの味になります。よく肉じゃがを作るのは簡単そうで難しいと言ったりもしますが、僕は最近だけでも肉じゃがを3〜4回は作っていて、過去一度も失敗なしです。


しかも材料費はすごく安くて、ジャガイモ40円分、ニンジン30円分、タマネギ20円分、豚肉100円未満で、200円かからずにかなり大量の肉じゃがができてしまいます。



惣菜屋とか開いて全部売ったら、売り上げは軽く1000円超えるんじゃないでしょうか。


しかし人間どんなところに才能があるものかわかりません。人間、とかく他人のことが気になるし、他人のことがわからなくて困る場面は多々ありますが、自分のことだってみんなよくわかっていないのです。


自分の予想と異なる自分の能力を発見したときはとても得した気分になります。埋もれている才能を掘り起こすのもまた才能。みなさんも、ちょっといつもと違うことしてみてはどうでしょうか。