オフサイド

オフサイドって知ってますか?


人にこういう質問をして、知っているという答えが返ってきたとき、それは3つのタイプに分類できるんじゃないかと思います。


オフサイドとはサッカーの反則行為の一つで、Jリーグの発展に伴ってよく聞く言葉になりました。オフサイドに限らず、ものごとの意味を知るというのはとても有意義なことです。そこには歴史があり、ドラマがあり、哲学がある。


僕は子供の頃からサッカーは好きで、正月には天皇杯を必ず見てたし、学校でもよくやってました。でも学校でサッカーをして遊んでいると、サッカーを習っている子が事あるごとに言うのです。


「ほんまはオフサイドやねんけどな。」


サッカーというのは非常に単純なルールのスポーツで、僕もすぐにルールは覚えたのですが、オフサイドだけはなかなかわかりませんでした。みんなで遊ぶサッカーではそんなのお構いなしだったし、当時流行っていたキャプテン翼でもほとんどオフサイドって出てこなかったし。


でも知りたかったので、何度かオフサイドを説明してもらったのですが、聞いてもよく理解できませんでした。たぶんそれは、その子がオフサイドのルールを知っているけど、なぜ反則なのかを知らなかったからだと思います。とても機械的な説明でした。でも、その後自力でわかるようになりました。


オフサイドとは、待ち伏せのことです。


オフサイド禁止にしなくてもいいじゃん!という意見の人もいますが、このルールはよく考えられています。相手のゴール前に張り付いて、味方がボールを奪ってパスしてくれるのを待つみたいなスタイルだと、サッカーが面白くなくなります。オフサイドが禁止でないなら、おそらくサッカーは、それぞれのゴールに人が集結して、ロングボールをとにかく蹴り合い、テクニックとかはほとんど関係なくごちゃごちゃしてるうちにゴールが決まる…なんてスポーツになるでしょう。サッカーの歴史の中で必要とされるようになったルールなのだと思います。


大昔のイングランドの選手で、次のような名言を吐いた人がいました。


オフサイド、そんな卑怯なことをするくらいなら負けた方がましだ。」


真剣にサッカーをしていればしてるほど、オフサイドとはズルい行為なのです。よくオフサイドラインギリギリでパスをもらおうとして、何度も何度もオフサイドをとられる選手がいますが、イエローカード出してもいいと思います。とても卑怯な行為なんですから。


ところで、インフィールドフライって知ってますか?