手術

えー、手術終了しました。そして退院しました。一見予定通りに見えますが、実はそう簡単でもないわけで…

先日退院した日の夜、なんだか肺の様子がおかしいことに気づきました。なんだかとか言ってますが、まあ察しはついてました。再発です。退院した日の再発。


とりあえずその日は寝ることにしました。痛てて、痛てて…と横になって眠りました。そして翌朝、その痛さが消えているなんてことはありませんでした。手術は来週で、そのための入院はその前日。う〜ん、また入院は嫌だけど、我慢して予定通りに入院なんかして前日のレントゲンで発覚なんてことになると、手術の予定とかにも狂いが出るんだろうな…ということで、一日考えた挙句、次の日に病院に行くことにしました。


朝起きて、入院に必要な最低限のものを準備。感じ的に入院は免れないと思っていたので。そして病院に一本電話を入れてから出発。途中、入院中に読む本を買ったり、しばらくおいしいものは食べられないので昼ごはんを食べたりしました。


そして病院到着。予約のない人は診察してもらえない時間帯でしたが、事情を言って診察室へ。主治医の先生が出てきてくれて、レントゲンを撮り、その結果またもや入院が決定しました。


幸いなことに手術の日程に影響はないようでした。しかもその後、たまたま空きが出たので手術の予定が早まることになりました。早く退院できるってことなのでそれは不幸中の幸い。ただ入院期間は当然長くなります…。


ということで数週間前と同じように数日を過ごし、手術を受けるため、前日に外科病棟に移りました。


前準備としていろんな毛を剃りました。3ヶ月ぶりくらいにヒゲも剃りました。最近、食べたり飲んだりするときにヒゲが邪魔で仕方がなかったし、評判も悪かったので全然未練はありませんでした。僕がヒゲをそらなかったのは、ヒゲってどこまで伸びるんだろうとかそういう思いがあったからというだけです。あと体を拭いて清潔に手術に臨めるようにしました。


そして当日、朝から絶食で、下剤を飲んだり浣腸をしたりして消化器の中を空にします。青いワンピースの手術着を着て白いタイツを履きます。タイツはエコノミー症候群を防ぐそうです。幼稚園の時の制服に似てました。


そして手術室に入ってスタッフの方々に挨拶。「とうとうこの日が来てしまったって感じですか?」と言われましたが、「安心してますよ」と答えました。実際、まったく心配してなくて、当然緊張もしなかったし、全身麻酔なので痛くもないからすごくリラックスしてました。自分が誰かを執刀するんだったら緊張しますが、僕は何の努力のしようもないし、こういうときって精神的になんともないです。


寝転んで点滴を入れ、何かを吸入すると、僕は意識を失いました。僕は見てませんが、体に3つの穴を開け、そこに内視鏡とかを入れて、穴の開きやすい場所を塞いだはずです。気がつくと僕は元いた病室に寝ていました。


いろんな物が体にとりつけてありました。血圧計が右腕に巻かれ、左手人差し指には酸素を測る装置が。足には自動で足を揉む機会が巻かれて定期的にもよもよと動きます。横っ腹には管が刺さり、左手甲には点滴。口には酸素マスク、尿道にはバルーンが入れられ、僕はふんどしを履いていました。これがていじたいか。僕は恥ずかしながら誰かにふんどしを履かせてもらったことになります。


でも朦朧としてるし、動けない雰囲気なので、次の日の朝までこの状態で、なるべく眠るようにしました。起きてるとこの状態がとても嫌になってくるのは目に見えてるので。手術中どんな体勢だったかわかりませんが、左肩がとてもだるかったので、右の方を向いたりベッドを起こしたりして寝ました。


次の日になると一つ一つ管が外され、普通の状態になりました。傷口は痛むけど、それは仕方ないです。その後はとんとん拍子で、手術から2日後の朝に退院となりました。


左肺に関しては、1個穴が開きやすいと思われる部分が既にわかってたのでそこを処置し、他には怪しいものが見つからなかったとのこと。再発しないといいですけどね。


今回失敗したな〜と思ったのは、朦朧としつつていじたいを捨ててしまったこと。普通にパンツとしても使えたのに。